Sound of Music ・・・ the scene   



 
ヘリコプターによる空中散歩。
 湖の中に建つ小さな城が見えてくる。

  アニフ城。ザルツブルグの南郊外
7kmにある。16世紀にバイエルンのキー
ムゼー大司教の夏の居城として建てられ
る。

 ザルツブルグ周辺の美しい湖、山
並みなどを紹介し終わり、森の上を飛ん
で行くと、前方に草原の丘が見えてくる。
豆粒のようなマリアがぽつんと登場すると
ヘリコプターは急降下する。

 ロシェフェルド峠。
 ザルツブルグから車で50分、
標高1,600m。
 カメラがズームアップしながら
丘に近づき、マリアが「Sound of 
music」を歌う。

ロシェフェルド峠。





   
 Peggy Woodのタイトル・バッ
ク。

クヒル プファール教会。クヒル
はザルツブルグからグラーツ方面へ
24km行ったところにある小さな町。
後の山は右がH.フレイエック、左が
グルベルホルン。
 音楽のRichard Rodgersのタイ
トル・バック。

ザルツブルグのドーム(大聖堂)
の双塔と屋根。レジデンツ広場の鐘楼
の上から撮影したもの。左が大聖堂の
丸屋根。この中が八角形の天蓋となっ
ていてフレスコ画が美しい。
プロローグの最後に賛美歌「プレデュ
ーム」とともに写しだされる。 

ノンベルク尼僧院。
714年に創設されたノンベルク修道院は、
ドイツ語圏で最も古い女子修道院。



   
ノンベルク修道院からマリアが出
てくるところ。
 7人の子供の家庭教師になるよう命
じられたマリアは、古い帽子をかぶり、
お下げ渡しの服を着て、ギターを持って
修道院を出発する。

ノンベルク尼僧院の教会玄関の
前庭。

「♪ Now, here I'm facing 
adventure(それなのに今、冒険を前にし
て)」 と歌いながら歩く。 

 メンヒスベルクの丘にある展望台。
バックの展望はドーム。左はフランツイス
カーナ教会。



 マリアは「♪ I'll do better
than my best(力いっぱい以上にや
ってみせる)」
と歌って、噴水の水を
彫刻にかける。

レジデンツ(大司教の宮殿)広場の
噴水(ポセイドン噴水)。





 マリアは飛び跳ねて踊りながら
「♪ I have confidence in me
(自信を持って)」 を歌う。

フローンブルク宮殿の外側。
トラップ邸として使われている。
フローンブルク宮殿の門の前に立つ
マリア。

 フローンブルク宮殿の門の前。
 

 マリアが門からトラップ邸を覗い
たところ。

フローンブルグ宮殿の裏側がトラ
ップ邸の池に面した裏側として使われ
ている。



宮殿の鉄格子の門を開け駆け足で
庭に入っていくマリア。

 フローンブルグ宮殿の裏庭。





カーテンの生地で作った服を着た子供達
とマリアは、ハイキングに出かける。フローンブ
ルグ宮殿を出て橋を渡る。

モーツアルト橋。
 旧市街のモーツアルト広場からザルツアッハ
川を渡ってカプツイーナーベルクの下に出る
橋。背後にホーエンザルツブルグ城塞が見え
ている。
 
マリアと子供達は 「ドーム前の広
場」 を横切る。

 ドーム広場とドームの正面。
ドーム広場に立つマリア像は1771年に
ハーゲナウアー兄弟(モーツアルト生家
の大家さん)が寄進したもの。




 
 マリアと子供達は、馬の石像があ
る池の前を通る。

馬の洗い場。
馬の石像とバックの石壁に馬の絵がある。
もとは大司教の厩舎だった。
この馬の洗い場の左横に、ザルツブルク
祝祭劇場がある。


マリアと子供達はおもちゃのよう
な登山列車に乗って山に向かう。

 シャフベルグへ登る登山列車。
 ザルツカンマーグートの有名な観光地
シャフベルク頂上に40分で行ける。
シャフベルク鉄道は、1893年開業の
アプト式の登山鉄道。急な斜面を小
さな蒸気機関車が客車を押し上げて
登って行く。
 アルプスを遠謀する緑の草原
で楽しそうにキャッチボールをする子
供達。

ヴェルフェンの丘付近らしい。
向かいの山は、ザルツブルクから約
10キロ位の所にあるVillage of
schellenbergにあるメルベーク山
(Mellweg)との話もある。



  大佐をびっくりさせるように、ドレ
ミの歌のレッスンをする。


。ヴェルフェンの丘付近らしい。



 マリアと子供達がこの石段で、
「ドレミの歌」の練習をする。

メンヒスベルクの丘にある展望台
(石段)。丘の上には近代美術館がある。
旧市街の裏手に見える山は、メンヒスベ
ルクという。上まではエレベーターでも上
がれる。
 マリアと子供達はサイクリング
をする。

 モント湖の湖畔。






マリアと子供達は、円形の噴水の
周りで歌う。

ミラベル宮殿の裏庭の「ペガサス
の噴水」。宮殿のベランダから撮影が
行われている。ミラベル宮殿は役所と
して使われており、一般人は入る事が
出来ない。
このミラベル宮殿は1606年、時の権力
者・大司教が愛人の為に作ったもの。
 
マリアと子供達はミラベル広場の
入口にある石像の前で歌い踊る。

ミラベル広場の入口にある石像。
 公園の外側と内側に全く同じ像があ
る。映画に使われたのは、奥にミラベ
ル宮殿が見える外側の像。



 マリアと子供達は 「バラのトン
ネル」 の中を歌い踊る。

ミラベル庭園内の 「バラのトン
ネル」。
このトンネルの上方にも、モーツアル
ト橋と同様に、先方にホーエンザルツ
ブルク城塞が見える。(この写真では
上方が写っていない。)



 
マリアと子供達が「ドレミの歌」を歌い
ながら階段を上ってくるところ。

ミラベル宮殿のドレミの階段。
 宮殿横の小さい庭に、ドレミの階段、
ペガサスの噴水、妖精の庭、バラのトン
ネル、ホーエンザルツブルク城塞と、
全てが写っている。
 オープンカーを大佐が運転し、
後に男爵夫人のエルザ、音楽マネージ
ャーのマックスを乗せて、ウィーンから
帰ってくる。

 モント湖周辺でロケしたと思わ
れる。
 大佐、エルザ、マックスの乗る
車が宮殿に戻る途中にあった修道院。


丘の上のK修道院。




   
一向はレオポルツクロン宮殿に
着いて、裏庭の湖畔を大佐とエルザの
二人が仲睦まじく散策する。

湖越しに見える山はウンタース
ベルク山。ザルツブルグから南西に
10km、1,853m。
 ノンベルク尼僧院に帰ったマリア
を子供達が迎えに来る。

 ノンベルク尼僧院の前。


 マリアとトラップ大佐が思いを告
白する。

 ヘンブルン宮殿のガラスの部屋。
庭園の方から入ってすぐのところに設置
されている。



   
 マリアとトラップ大佐の感動的な結
婚式のシーン。大佐はオーストリア海軍の
軍服の正装で祭壇の前に立って花嫁姿の
マリアを待つ。

撮影されたモントゼー湖畔にある
モントゼー教会。 
 教会の受付やグッズ売り場には『サウン
ド・オブ・ミュージック』のポスターや絵はが
きはない。オーストリアやドイツの人には、
映画『サウンド・オブ・ミュージック』は、あま
り評価されていないようだ。






 
 ゼラーがゲスタポを連れて会場
に入って行くと、トラップ家の子供達が
歌の練習をしている。

フェルゼンライトシューレと呼ばれ
るザルツブルグ祝祭劇場の一つ。メン
ヒスベルクの岩山をくり抜いて造った。
 フェルゼンライトシューレの意味は
Felsen (岩壁)、Reitschule (馬術学校)。
『サウンド・オブ・ミュージック』が撮影
された1965年には、このホールに側
壁はあっても屋根はなかった。
 映画でも、劇場の上に青い空が見えて
いる。
 1970年、この舞台の前に、屋根と
1549席の座席を持つホールが建てら
れた。

 ステージでトラップ一家が歌う。
観客席にはゼラーがゲシュタポを両脇に
従え、前列中央に陣取る。ステージ背後
の石窓にライトが点灯され、ナチの軍服
姿の見張りが立っている。

 音楽祭会場のフェルゼンライト
シューレ。












 
 トラップファミリーが、ナチス
の手を逃れて音楽祭を脱出して、マ
リアの修道院に逃げ、裏の墓地に
隠れる。

サンクト・ペーター教会の横の
ペータース墓地。
 トラップ一家はこの山を越えてス
イスに亡命する。

ロシェフェルド峠。
正面に見えるのがホーハーゲル
(2,522m)の蛾々たるチロル・アルプス、
即ちオーバーザルツブルグの景観は素
晴らしい。
 ラストシーンはヘリコプターから
の撮影。

 「Sound of Music」は、オーバーザ
ルツブルグの山並みに始まり、オーバーザ
ルツブルグの山並みで終わる。



   
 ヘリコプターのプロペラの風が、
草をなびかせている。
 峠の上を歩いて ・・・・・

 最後の最後は、峠の下に、目指
すスイスの町が見え始めるところでおし
まいとなる。



                                                                          

  
                                           



HOME