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「TOO YOUNG」

    

 

 

Too Young

 

They try to tell us we're too young,

Too young to really be in love.

They say that love's a word,

A word we only heard,

But can't begin to know the meaning of.

And yet we're not too young to know

This love will last tho' years may go.

And then some day they may recall

We were not too young at all.

Nat King Cole ナット・キング・コール

 街角やテレビのコマーシャルで、彼の歌う“Unforgettable”、

“Stardust”、“L-O-V-E ”などを頻繁に耳にする。

 彼の名を知らなかったとしても全く問題はない。

彼の歌声は無意識のうちに、我々の身の回りに入り込んで

いるだろう。

 コールは、1917年3月17日に、バプティスト教会の牧師の息子

として、アラバマ州モンゴメリーで生まれ、シカゴで育つ。

 17歳のときに、ロイヤル・デュークスという自分のバンドを結成。

19歳のときには兄のエディが率いるバンドでピアノを弾き、初の

レコーディングも行なった。

 その後独立、ジャズ・ピアニストとして頭角をあらわし、オスカー・ピ

ーターソンやビル・エヴァンスといったビッグネームに影響を与える。

1939年にはザ・ナット・キング・コール・トリオを名乗り、新鮮なサウ

ンドが注目された。

 ちなみに、彼の本名はナサニエル・アダムス・コールというのだが、

キングと呼ばれるようになったのは、ナイトクラブでの演奏中、酔っぱ

らいに紙の王冠をかぶせられて、「彼はキングだ」とはやされたとき

からだという。

 1943年にコールはシンガーへと転向。1950年にはソロ活動

をスタートさせる。そして、この“Too Young ”や、アカデミー主題歌賞

を受賞した“Mona Lisa ” など数多くの大ヒットを世におくりだした。

 ハスキーで甘く味わい深いヴォーカルで人気を得た彼は、1960年に

は映画「セントルイス・ブルース」に出演、ほか多くの映画やテレビにも

登場した。バーミンガムでの公演中、白人至上主義暴徒に襲われ、

1956年には、黒人としてはじめて自分自身のテレビショウも持った。

 ヘビースモーカーだったコールは、 「ガラガラの声を出すために喫

煙」するのだと語り、健康を害して、1964年に引退。翌年の2月15日、

カリフォルニア州サンタモニカで、肺癌により死亡した。48歳の若さで

あった。

      

 

       それでは、どうぞ、ごゆっくりお聴きください。

 

 

 

 


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