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「Rambling Rose」

   

 

 「Rambling Rose」は、ナット・キング・コールが歌っています。

 20才の頃、よく通っていた街の喫茶店でナット・キング・コールのあの深みのある

柔らかな声で歌うRambling Roseを聞いて、感動しました。

 こんな歌い方は、どんなにがんばっても、日本人にはとてもできるものではないと思いました。

 この歌を聴いていると、歌っているット・キング・コールの心の温かさが伝わってくるような

気がしたものです。ちょっと大げさかな・・・。

早速、わずかなこづかいの入っている財布をはたいて、彼のLPレコードを1枚購入し、

毎日かかさず聞いていたのを思い出します。

ここではMIDIのため、ット・キング・コールの声が入っていないのが残念です。

 
 

 

 

 トリオでプレイしていた時代のナット・キング・コールのピアノは、高い評価を得ていたそうです。

しかし、50年代にヴォーカルとして大成功したことにより、それはやや影をひそめてしまいます。

が、彼のピアノの偉大さは後に再発見されることになります。

 彼のユニークなアレンジや弾き方は、オスカー・ピーターソンからダイアナ・クロールといった

アーティストにまで、大きな影響を与えたと言われています。

 トリオから離れた後の50年代始めには、彼の率いたビッグ・バンドのレコードは

ミリオン・セラーを記録しています。

 また、思わずうっとりしてしまうそのヴォーカルは、時が経つにつれてますます深みが増し、

キャピタル・レコードから発表されたビッグ・バンドとバラードのアルバムは、

フランク・シナトラやペギー・リーたちと並ぶ、非のうちどころのないものとなったとのことです。

 

 

 

                        それでは、どうぞ、ごゆっくり・・・・・・・・。

 

 

 

 


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