Music Gallery
◆「Rambling Rose」
「Rambling Rose」は、ナット・キング・コールが歌っています。
20才の頃、よく通っていた街の喫茶店でナット・キング・コールのあの深みのある 柔らかな声で歌うRambling Roseを聞いて、感動しました。 こんな歌い方は、どんなにがんばっても、日本人にはとてもできるものではないと思いました。 この歌を聴いていると、歌っているナット・キング・コールの心の温かさが伝わってくるような 気がしたものです。ちょっと大げさかな・・・。 早速、わずかなこづかいの入っている財布をはたいて、彼のLPレコードを1枚購入し、 毎日かかさず聞いていたのを思い出します。 ここではMIDIのため、ナット・キング・コールの声が入っていないのが残念です。 |
|
トリオでプレイしていた時代のナット・キング・コールのピアノは、高い評価を得ていたそうです。
しかし、50年代にヴォーカルとして大成功したことにより、それはやや影をひそめてしまいます。
が、彼のピアノの偉大さは後に再発見されることになります。
彼のユニークなアレンジや弾き方は、オスカー・ピーターソンからダイアナ・クロールといった
アーティストにまで、大きな影響を与えたと言われています。
トリオから離れた後の50年代始めには、彼の率いたビッグ・バンドのレコードは
ミリオン・セラーを記録しています。
また、思わずうっとりしてしまうそのヴォーカルは、時が経つにつれてますます深みが増し、
キャピタル・レコードから発表されたビッグ・バンドとバラードのアルバムは、
フランク・シナトラやペギー・リーたちと並ぶ、非のうちどころのないものとなったとのことです。
それでは、どうぞ、ごゆっくり・・・・・・・・。